推しになりきる

わたしは推しになりきるタイプのオタクだ。

推しがメガネをかけてタートルネックを着ていれば同じようなメガネをかけてタートルネックを着るし、香水をつけていればどんなに高くても香水をつける。そういう部類のキモオタクだ。

あるPVでシャツとネクタイをしていれば、シャツを着てネクタイをして推しのイメージグッズ(概念)を持って、推しに会いに行く。

現代の推し活において、そういうタイプのオタクは少なくないと思う。

ついこの間もK-POPアイドルの着用しているメガネがバカ高いクロムハーツでオタクが退散している様子を見た。退散する(=特定する)ということは、彼女たちもアイドルと同じものを身につけたいと思っているからだろう。気持ちはよくわかる。

なぜわたしたちは推しになりきりたいのだろうか?

わたしの場合だが、理由の一つとして、推しになりきることで、その素晴らしい作品を作り出しているヒントみたいなものがわかるんじゃないかと思うからである。

自分を飾り立てるものを他人に任せると言ったら乱暴だが、誰かのコピーをすることで自分の創作活動にもインスピレーションが湧かないかな、とかも思ったりしている。

 

まあでも、一番の理由は推しと同じもの持って身近に推しを感じたいからだわな。ガハハ!